大会のお知らせ
これからの芸術療法を考える会 2025福岡
開催日時:2025年 9月14日(日)〜 9月15日(月・祝)
会場:九州大学医学部百年講堂
〒812-0054 福岡県福岡市東区馬出3-1-1 医学部百年講堂
私、飯森眞喜雄は心理臨床家として、芸術表現に携わる者として、対人援助職として、精神科医として、アートセラピー、芸術療法、表現活動に関わってきました。
その中で、「治療や援助を求める人たち」と、治療を提供する「治療者」「治療者を目指す人たち」、治療者を養成し、訓練する「指導者」、治療を行う「医療機関や心理相談を行う機関」、治療の研究、教育を行う「学術機関」など、芸術を用いた治療や援助に関係する人たちをひとつに繋ぎ、連携するという理念実現のため、チームを作ることにしました。「芸術療法」をキーワードとした、本当に治療をするための集団です。
また「治療」でなくても芸術表現、アート活動などを通じて、人それぞれに「幸せ」や「癒やし」を求めたり、生きることの意味を見いだしたりする、様々な「営み」としての芸術活動に対しても、これを推進し、必要な時には支援できるようにするための「仲間」でもあります。
この会自体には、上下関係や利害関係は存在しません。ただ上記の1点「芸術療法の発展のための連携」という目的があるだけです。
ただ、具体的にこの理念を実現するためにどうすればいいのか、ということに関しては、関係者の様々な意見を受けとめ、まとめ、実現の方法を考えなくてはなりません。
この目的のために、様々な立場の者がそれぞれの立場から自由に意見を交換し、また実際に芸術表現、アート活動を行って新たな可能性を模索するための「集会」を開催します。
その集会では「『病気の治療』ではなく、表現の楽しみ、生きるよすがとしての芸術、
Well-Beingとしての芸術活動」「精神療法・心理療法の治療理論と芸術療法の関係について」
「芸術療法のエキスパートをいかに養成するか」などのテーマについて、シンポジウムやパネルディスカッション等を開催し、同時に芸術療法やアート活動のパフォーマンス、関係諸団体のプレゼンテーションなどを行う予定です。
皆さまのご参加をお待ちしています。
主催:日本臨床芸術療法協会
会長:飯森眞喜雄